皆様お久しぶりです。ここサラマンカは大分寒くなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私、はい、生きておりますとも(笑)

実は、今年度10月からサラマンカ大学教育学部で教員養成修士課程を始めました。中学・高校の教師になるための1年コースです。そして、私の専攻は何を隠そう「スペイン語と文学」。

今のところは共通科目を履修しているところでございます。共通科目には教育心理学(Psicología de la Educación)、編成と歴史(Organización e Historia)、教育社会学(Psicología de la Educación)、教育指導(Orientación)の他に、Atención a la Diversidad (Attention to Diversity)という科目がありますが、これは日本ではどのように訳されるのか、気になってしょうがない。

授業の内容としては、学習障害自閉症スペクトルなど、個々の学生を取り巻く様々な状況を包括的に考慮した教育システムを目指す科目です。日本の文部科学省では「インクルーシブ教育」という用語が使われていますが、その教育の一環として「多様性」を受け入れ、それに柔軟に「対応」するという意味で、科目名の直訳としては「多様性への応対」となります。ただ、果たしてこの訳でいいのか、いまひとつ分かりません。Google検索でさっと英語訳を探してみましたが、日本語はひとつもヒットしません。

ま、というわけで、これからは時間の合間をぬって、ちょくちょくこの教育課程ネタを書いていきたいと思ってます。

いつもご愛読有難うごさいます♪

Aniko.