スペイン政府公認翻訳士になる方法 / Como hacerse Traductor/a Oficial del Espanol

西語・日本語の公認翻訳士になるためには2つのルートがあります。

  1. 公認翻訳国家試験に合格する(スペイン外務省)
  2. 大学の通訳・翻訳学科を卒業する

●国家試験を受験するための必要条件●
 以下はBOE(官報)47号(1996年2月23日)資料を参照したものです。

  • A)成人(18歳以上)であること。
  • B) 大学修士課程卒の技師、建築技師又はそれに相当する者、海外の大学で同様の学位を取得しスペイン政府に公認を受けた者。
  • C) スペイン国籍あるいはヨーロッパ経済地域加盟国の国籍を有する。

 以上、三つの要件を満たさなければなりませんが、日本では二重国籍が認められませんので、国籍がネックとなります。
もしスペインで通訳・翻訳学科を卒業しても・・・
 通常、スペイン人あるいはEU国籍所有者が通訳・翻訳学科を卒業した場合は国家試験が免除されます。しかしそうでない場合は C)『国籍』条件を満たさないものと判断され、公認翻訳士になる資格を認められません。
日本国籍のまま公認翻訳士になれる日が来ることを願いつつ。
●参考●

★上記ホームページから、公認通訳・翻訳試験情報に辿りつくまでのリンク順序は以下の通りです。

    1. まず、左にあるメニュー欄からMinisterioをクリックするとこのページが開きます。
    2. 次に、同じく左のメニュー欄からTablon de Anuncioをクリックするとこのページが開きます。
    3. 最後に右の内容欄からPruebas Selectivas para ingreso en el cuerpo de Traductores e Interpretesというコンテンツをクリックするととこのページが開き、公認通訳・翻訳者になるための公募要項と申請書にたどり着きます。

スペイン政府公認通訳者及び翻訳者リスト2009年版へ。